春風の中を歩む
チャプレンのことば
2022/08/05
キリスト教とチャペル
OVERVIEW
チャプレンからのメッセージです。
チャプレン 中川 英樹
春風の中を歩む
春は、再生を祝福する季節です。厳しい冬を抜けて、すべてのいのちが春への賞賛を謳います。キリスト教会もイースター(復活)という、新しいいのちのはじまりを春風の中で歓び祝います。ちなみに「イースター」とは、古代ゲルマン神話の春の女神「Eostore」に由来すると云われます。また教会の伝承では、この復活の祝祭において、過ちを赦された人びとが、再び教会の交わりに迎え容れられ、新しくされて真実に歩み出したと伝えられています。
春は「こう生きられたら」と単に憧れるだけの、これまでの自己を脱自して、「こう生きる」と新たに決意する自己の出立を祝い合う季節です。この春、立教大学での学びを始められる、また続けられる皆さん。立教大学は、皆さんの「脱自/出立」を支援ではなく、応援する大学です。立教は、皆さんの自己推進力を信じる学府です。すべて大丈夫。だから、なりたい自己に、生きたい自己を生きればいい。聖書は語ります。「古いものは過ぎ去り、まさに新しいものが生じた(コリントの信徒への手紙Ⅱ第5章17節)」。皆さんが、この春風の中で歩み出す、その一歩は確実に、その身体を前に運びます。立教はその背中を応援していきます。
春は「こう生きられたら」と単に憧れるだけの、これまでの自己を脱自して、「こう生きる」と新たに決意する自己の出立を祝い合う季節です。この春、立教大学での学びを始められる、また続けられる皆さん。立教大学は、皆さんの「脱自/出立」を支援ではなく、応援する大学です。立教は、皆さんの自己推進力を信じる学府です。すべて大丈夫。だから、なりたい自己に、生きたい自己を生きればいい。聖書は語ります。「古いものは過ぎ去り、まさに新しいものが生じた(コリントの信徒への手紙Ⅱ第5章17節)」。皆さんが、この春風の中で歩み出す、その一歩は確実に、その身体を前に運びます。立教はその背中を応援していきます。
※本記事は季刊「立教」260号(2022年4月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
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